堺市北区にある放課後等デイサービス「と・らいずみーと なかもず」では、
発達障がいや知的障がいのある小学生〜高校生に向けて人とのコミュニケーションや社会で必要なスキルなど、 将来の地域での暮らしや働くことに向けての学びの支援を行っています。
11月4日に大阪府立大学の学園祭、白鷺祭に出店しました!
今回出店するのはフランクフルト屋さん。 この日のために子ども達は、お店の看板を作ったり、商品の説明、注文の取り方、レジ、 商品の受け渡し、呼び込みなどの練習を重ねてきました。 2018.11.19 文化祭出店に向けて、販売練習を行いました!ー放課後等デイサービスと・らいず みーと 学園祭に出店する。物を売る経験をする。 学園祭に出店できる意義、それは、大学という場所、雰囲気を知ることができるということ。 →実際に大学進学を目指すかどうかは別にして、その選択肢を知るということが大切です。 このような世界があること、選択肢を知らなければ、考えたり、選ぶこともできません。 老若男女、一般の方々に物を売る経験ができるということ。 →物を売るにはどうすればよいか?考え、接客などの就労体験になります。 子ども達で一つの目標に向かって協力する経験ができるということ。 →自分一人ではできません。みんなで相談して役割分担し、それぞれが役割を遂行できることが必要です。 激戦のフランクフルト
さて、たくさんの要素がつまった出店ですが、日頃のみーとでのSSTの成果は発揮することができるでしょうか?
大阪府立大学の学園祭では、学生サークルの出店はもちろん、一般の方のお店も多く出店されます。 私達のお店はその一角。 大学生や一般に混ざって「普通に」出店できる、 それは特別扱いされないということ。 目指すは完売!完売して「やったー!」とみんなで拍手して、みんなでその達成感を味わいたいと考えていました。 ただ、フランクフルト店は他に7店舗。激戦である上に、私たちのお店は一番奥。 物を売る状況としてはかなり厳しいものでした。 いよいよ販売開始! 子ども達は、「ライバル店には負けない。」と意気込み、いよいよオープン! 接客など練習の成果を発揮し、大きな声で呼び込みができたり、 レジや商品の受け渡しもスムーズに行うことができました。 また、普段は人見知りをする子が、見知らぬ人に自分から割引チケットを配ることができたり、 普段より大きな声が出せたり、ライバル店が多い状況が子ども達の心に火をつけて、 いつも以上に大きな力を発揮することができました。 結果は、110本以上売ることができましたが、完売には至らず。 みんなで「完売やったー!」という達成感を味わうことはできませんでしたが、 子ども達からはまずは「楽しかった。」という感想と、「どうしたら完売できるのかな?」 「価格を安くして、○○チケットつけたらどうかな?」とアイデアを出してくれたり、 「次は完売したい!」という声が聞かれ、新たな目標ができました。 新たなモチベーションに 白鷺祭への出店を通して、日々のSSTの成果が見え、次への新たなモチベーションになったようです。 と・らいずみーとでは、そんな社会体験を通して、将来を見据えた経験を積んでいきたいと思います。 コメントはクローズされています。
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